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27 November. 2015

【芳村兵馬役】川島得愛さんから新着コメントが到着!!

――川島さんが演じられる芳村兵馬の第一印象についてお聞かせください。

台本と一緒にキャラ表を見たときは、背が高くて格好いいスマートなビジュアルですから、きっとクールなキャラクターなんだろうなというのが第一印象でしたね。 あとは爾朗や輝子のお兄さんのイメージ。まだ不慣れな若人を諭して引っぱって行くっていうイメージがあったんですけど、実際はそうでもないんですよね。 超人課のメンバーはそれぞれが個々の能力を活かして活動しているので、兵馬がリーダー性を強く出すというのは何か違うんです。 だから、作戦遂行中に命令的なセリフがあるときに、どこまでそのニュアンスを出すべきなのかというのは、やってからどうなるかという体当たりな面があります。 例えば、爾朗のことを「坊や」と呼ぶとき、けっこう優し目に言ったんですけど「もっと嫌な感じで言ってください」という指示があったのには驚かされました。 超人課の会議室内でこたつに入ってみかん食べたりとかしてるシーンで、その輪の中にいる兵馬は一見するとみんなを見守る優しいお兄さんなんですけど、いろんな人に突っ込む中でサラッと嫌なことも言ったりしてるんです。


――兵馬のどんなところに注目して欲しいですか?

僕も理由はよくわからないんですけど、兵馬って「ジャガーさん」って呼ばれているじゃないですか(笑)。 演じている僕からすると耳がくすぐったくなってしまうんですけど、何故そう呼ばれるようになったのかという所以とか、 それから自分も動かなくなってしまう時間を止める能力であるとか、物理学者という彼を表すキーワードとかが、 この先どういうふうに物語に絡んでくるのかを楽しみに待っていてもらえたらなと思います。


――アフレコ現場はどんな様子ですか?

テストが終わった後の監督たちの打合せの様子がガラス越しに見えるんですけど、 その間に僕らが何をしているかというと、広いスタジオの中に20人くらいいるのに、 みんな何も喋らずシーンとしてるんですよ(笑)。打合せが長引いても、あんまりバカ話しないんですよね。 たぶんみんな不安なんだと思います。どういう指摘があるんだろうって。 でも、それが僕らが役を作っていく上のヒントになるわけですから、みんな絶対に何かひとつでも指摘されたいと思っているんです。 特に「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」は、人間関係が変わった過去や未来の話しがポンポン入れ替わるので、みんな本当に必死なんですね。


――本作の舞台は昭和40年台がモチーフになっているとのことですが、言葉のイントネーションとか読み方にも時代性を反映しているそうですね。

一番のこだわりは日本を「にっぽん」と読むことです。よく石川君は「にほん」って間違えちゃうんですけど、その度に、みんなから「『にほん』じゃないよ」って言われています(笑)。 三間さんが「『チャチャチャ』で覚えるといいよ」っておっしゃっていたのが印象的ですね。そういう言葉の時代性なんかも汲み取ってもらえたら作品をもっと楽しめるんじゃないかなと思います。


――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

各話でいろんな超人たちがどんどん出てくるうえに先が読めないオリジナル作品なわけですけども、いろんなものが最終的に集約してくるので、毎回楽しみにしていただけたらと思います。


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©BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会