現代的でもなくレトロフューチャーでもなく…
主張しすぎず主張するおもちゃ箱みたいなデザインでしょうか?
今まで色々なデザインをやらせて頂きましたが、こんなにもバラエティに飛んだデザイン仕事は始めてです。
苦労する部分でもあり楽しい部分でもあります。
どんな作品になるのか今から自分もワクワクしております(笑)
「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」を一緒に楽しみましょう!
今回メカニックデザインではなく、SFデザインワークスという役職でやってます。正直あまりメカを描いていません。ちょっとだけメカで、あとはヒーロー、モンスター、乗り物などなどを色んな物を多彩なデザイナー陣でデザインしてます。懐かしい雰囲気がありつつも、ちゃんとSFでシャープなデザインを目指してます。
描いたことがないジャンルのものを、いっぱい発注されてます。とりあえず描いてみようとやっていますが、どれも四苦八苦してます。あと、ある過去の年代を世界観のベースにしているのもあって、資料集めが大変だったりします。昆虫図鑑とか怪獣百科とか昔のバイク資料とか…久々に資料本が一気に増えました。
大変ですが、チャレンジは楽しいです。その楽しさが、デザインから、フィルムからも、にじみ出てくれればいいなと思います。
"あったようで無かった"あるいは"無かったようであった"と言いますか、ある種の既視感を喚起させるデザインとでもいうことでしょうか。
我ながらさっぱりうまく言えている感じがしませんが。
乗り物系、殊に実在したあるいはそれに準じたものを描くときに苦労、と言うか悩みます。言い訳がましい話ではあるのですが、形を変えるにしろ省くにしろ"らしく"見せるためには、飽くまで自分なりにですがそのモノの構成要件を把握しなければどうにも前に進められませんので、資料を漁ったり、見ながらうめいている時間が実に長うございまして……。
様々なヒーローやメカが登場致しますが、それらの背景や象徴するものなどを、
想像しながら見ていたいても楽しいのではないかと思います。
独特でレトロな世界観と、メカが融合しているころが最大の特徴だと思います。
特徴の欄にも書いたように、融合させるためのデザインにたどり着くまでが大変でした。巨大メカから人より小さいもの、凶悪なものからかわいいものまで、多種多様なメカ、生物が出てくるので、デザインに頭の切り替えが必要で、苦労しました。
毎回、幅広いイメージのキャラクター、メカが登場して、とてもにぎやかな作品です。どなたでも楽しめると思います。