トップへ戻る
Official

SPECIAL

02 October. 2015

STAFFインタビュー水島精二(監督)&會川 昇(脚本)

――収録が始まりましたが手応えはいかがでしょうか?

水島 自分が理想としていたことが着々と実現できているなと思いますね。これから絵とか音の要素が合わさっていくことで、ご期待に添えるだけの面白いものをお届けできるんじゃないかと実感を強めています。
役者さんの芝居は僕らの想像を超えるものなので、そういう意味では「これでこのキャラクターは成立するな」と納得したり「ここはちょっとニュアンスが違うけど、それはなんでだろう?」と考えることが、STAFF側としてもさらにキャラクターへの理解を深めることにつながるんですね。ですから役者さんとのキャッチボールをすごく楽しいです。

會川 若い方やベテランの方のいいところが合わさって、それが非常にいい効果をあげていると思いますね。どんな芝居になっていくのか自分たちでも予想できないようなアンサンブルがあって、私も非常に満足しています。いただいている時間すべてを使いきって、それでも録りきれなくて次週に収録を持ち越すというような、なかなか普通のアニメではやらせていただけない贅沢な作り方をしていますので、楽しみにしてくださっている方々のご期待に応えられるだけのものにはなっているんじゃないかなと思います。


――作品のどんなところに注目して欲しいですか?

水島 お話であるとか構成のトリッキーさはもちろんですけど、作画やアクションのカッコイイところがポップな色使いの背景美術とどんなふうに合わさるのか、そういうところを見てもらえると面白く感じていただけるんじゃないかなと思います。

會川 「あれ、いま言ったことなんだったのかな」と、気になったことをネットで調べてみると別の情報にたどり着くというような、作品を見ただけでは終わらない仕掛けだったり、作品を見たあとに観客のひとりひとりの中でそれぞれの世界が作られていくような仕掛けが施されています。
私が携わった作品はいつもそういうふうに多義的なレイヤーを入れてしまうのですが、今回はそれが非常に強いと思いますので、是非その仕掛けを読み込んで楽しんでいただければと思います。


――OAを楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。

水島 いよいよ、10月4日から「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」の放送が始まります。僕らとしても「REUNION」ということで、脚本の會川さん、キャラクターデザインの伊藤嘉之さん、それから制作をボンズさんという過去に作品を一緒に作ったときと一緒のチームで作っています。
また、キャラクター原案の方であるとかメカデザイナーとかも、僕たちがキャリアを積んできた中でできた仲間たちなので、そういう人たちと一丸となって作っていますので興味をもって見ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

會川 「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」は、自分たちが今までやってきたことの繰り返しであるとか集大成であるということよりも、この作品から何か新しいことが始まったねと思ってもらえるような作品になるんじゃないかと期待しています 。
若い人たちがそういうものを見て刺激を受けてくれたらありがたいですし、僕のような年代の方でも十分に納得できる作品になっていると思いますので、是非広い年齢層の方に楽しんでいただけたらなと思います。


上へ戻る
©BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会