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24 July. 2015

STAFFリレーコメントいとうのいぢ・氷川へきる・平尾リョウ (キャラクター原案・コンセプト)

いとうのいぢ(キャラクター原案・コンセプトデザイン)

――主要キャラクターの中でも星野輝子・鬼野笑美・芳村兵馬の原案を担当されましたが、キャラクターたちを描く上でどんな点に気をつかわれましたか?

輝子はこの世界に合うような、少しレトロなテイストを自分なりに盛り込んだ正統派ヒロインを意識しました。
真面目さと幼さの混在した少女期の、堅さみたいなものが表現できていたらいいなと思います。
変身後の姿も結構変化をつけました。表情の変化も楽しい娘になりそうなので、私も放映されるのが楽しみです。

笑美は輝子とは対になる落ち着いた大人の女性というイメージで。かつ、可愛らしさも意識しました。
衣装のはためきや、女性の流れるような所作が美しくなるようシルエットに重点を置きました。
今回、主にヒロイン2人は衣装もいくつかデザインさせてもらいました。そのあたりも楽しみにしていて頂ければ幸いです。

兵馬は爾朗の頼れる兄貴的存在ということで、自分的にもこんな兄貴がいたらテンション上がるっていうキャラを描きました。
初期シルエットが決定した後、絵的に自分のものにするのに苦労した(というより、現在進行形で苦労してる)キャラクターですが、同時に愛着もあります。
かっこいい兵馬さんにご期待ください。


――氷川へきるさんと平尾リョウさんのお2人が、共にキャラクター原案として参加されています。キャラクター原案が複数人いることで何か新たな発見や、副次的効果はありましたか?

お2人が描くスタイリッシュなデザインに置いて行かれないよう、必死に着いて行っています。
企画の主旨や発注の意図を噛み砕き、しっかりと造形を仕上げて行くように感動しつつ、私にとっても新たなステージとなる今作で勉強させてもらっています。貴重な機会です。


――OAを楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。

初めてヒーローものに参加させてもらう機会に恵まれ、企画発表となった今、楽しみと緊張がごちゃまぜの心境です。
サブキャラも結構描かせてもらっていますので、見てやってください。
妖怪からメカから様々なヒーローが登場する今作、人間ドラマも必見です。
どうぞお楽しみに…!


氷川へきる(キャラクター原案・コンセプトデザイン)

――主人公である人吉爾朗を描く上で どんな点に気をつかわれましたか?

爾朗は超人課の一員として毎回多種多様な超人の事件に介入していくので、ヒーローというよりも黒服エージェント的でなイメージでデザインを整えていきました。
神化という特殊な時代設定や世界観の中で視聴者の価値観に近い「普通」っぽさと、独創性あふれる世界の中での「違和感」の両立ができたらいいなと思っています。
単体で見るとかなり控えめな感じですが、だからこそ色々なキャラと絡んでいくのが楽しみですね。


――いとうのいぢさんと平尾リョウさんのお2人が、共にキャラクター原案として参加されています。 キャラクター原案が複数人いることで何か新たな発見や、副次的効果はありましたか?

お2人ともすごい方なのでデザイン見せてもらうたびに震え上がるのですが、自分ひとりじゃ生まれない多様性が作品の厚みを生み出していくのですごく刺激的です。
「コンクリート・レボルティオ」は回によって個性的な登場人物と特色のある物語が繰り広げられるので複数人でのデザインが多様性をダイレクトに表現できているのではないかと思います。
初期コンセプトデザインは平尾さんと僕の2人でしていたのですがお互い方向性が違うのでデザイン持ち寄るたびに「平尾さんすげー!! こういうのもあるのか!!」って毎回すごい刺激を受けました。
そのあとのいぢさんが加わって僕らのアプローチと違う輝子や笑美がきて「これまたすごい!!」って驚かされたりと何段階ものすごいを経て今のキャラたちになっているのでその都度洗練されていく流れはすごく面白かったです。
あとすごい刺激を受けて少し上手になった気がします(笑)


――OAを楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。

イントロダクションや水島監督や會川さんのコメントだけでもワクワクなのですが、すごすぎてよくわからない!
「コンクリート・レボルティオ」は登場する超人たちがそれぞれその力ゆえに背負っているものがあって、それがもうひとつの作品みたいです。
それが交差していく楽しさとか、超人という存在のすごさや違和感など一筋縄でいかない色々な価値観が織りなすドラマがすごく魅力なのでぜひ楽しみにしてもらいたいです。
キャラクター原案のひとりということで責任重大で震えますが毎回気合入れてデザイン頑張っているのでぜひ爾朗と一緒に神化の時代を旅しましょう!

10月の放送開始よろしくお願いします。


平尾リョウ(キャラクター原案・コンセプトデザイン)

――主要キャラクターのひとりである風郎太を描く上でどんな点に気をつかわれましたか?

風郎太はとにかく奔放、(心の奥底は、もしかしたら何か思うところがあるのかもしれませんが)何に対しても斜めにいってやろう、というコメディアン気質なところがありそうです。くりっとした目、髪型や服装から、そんな雰囲気が出せていると良いのですが…!
あと、ひとりでとにかく変身パターンが多いので、どんな時でも風郎太っぽい”芯”を作るのが大変です。彼にはいつも絵の”引き出し”を試されてます…!
一話単位でいくつも変身が出てきますので、そちらも楽しみにしていただけると嬉しいです。


――氷川へきるさん、いとうのいぢさんのお2人が、共にキャラクター原案として参加されています。キャラクター原案が複数人いることで何か新たな発見や、副次的効果はありましたか?

とにかく刺激的です!
氷川さんがこう投げたら「こう!」、のいぢさんがこうきたら「こう!」、というように、「コンクリート・レボルティオ」の世界をより面白くするために3人でバンバン水島監督にボールを投げ続けている勢いです。
お2人とご一緒していると普段描けないような幅のキャラクターたちが描けるので、僕自身とても楽しませていただいています。
これを同じ画面にまとめ上げる伊藤嘉之さんは、ほんとにすごい…!


――OAを楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。

スタッフの皆さんの熱さ、熱がとにかく噴き出し続けている作品です。
キャラクター原案陣も、それに負けないよう、さらに加熱できるよう燃え上がって描いていますので、ぜひ、ぜひ、OAを楽しんでいただけたらと思います!
よろしくお付き合いください!!


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©BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会